バイオガス発電共同事業は、売電収入に加えてバイオガスの販売による収益・余熱利用・地域への液肥供給など食品廃棄物処理事業者と地域に多くの利点がある事業です
バイオガス発電 共同事業モデル
食品廃棄物を取扱う産業廃棄物収集運搬業者並びに中間処理事業者の皆様と共同で、地域に根付いたバイオガス発電事業を作ります。
バイオガス発電のメリット
- 中間処理事業者にメタン発酵処理を担って頂き、発電事業者へバイオガスを供給頂くことで、新たな収益源が生まれます。
- 地域の耕種農家と共同で発酵後の液状残渣を液体肥料として農地散布することにより、地域における資源循環サイクルを作ることができます。
- 寒冷地では、発電機の余熱を畜舎の暖房や温室栽培等に流用できます。
各事業者のメリット・社会的意義
バイオガス発電共同事業は、関連するすべての事業者様にとって、以下のように多くのメリットと社会的意義があります。
産業廃棄物中間処理事業者
- 食品廃棄物等の処理事業拡大の支援を得られます。
- 発電事業への参画機会が得られます。
- 発電事業者からの熱供給を得られます。
- 排出事業者の食品リサイクル率向上や企業評価向上にも寄与できます。
- 地域での資源循環への取組みにより自社の企業評価を高められます。
耕種農家
- 化学肥料と比べ、肥料コストが下がります。
- 有機性肥料である液肥により、地力が向上します。
- 液肥には窒素・リン酸・カリウム等が含まれており、圃場の土壌含有成分に応じて施肥量の調整が可能です。（標準施肥量は4t/10a程度）
- 地域での資源循環への取組みにより、産出品の環境価値を高めます。
バイオガス発電事業者
- 当初20年間はFIT制度（固定価格買取制度）で安定した事業収益性を確保できます。
- FIT制度適用終了後は、立上がりの早いガスエンジンの特性を生かした需給調整力や二酸化炭素（CO２）排出抑制電源として高い付加価値での売電事業の可能性を有します。
- 二酸化炭素（CO２）など温室効果ガス削減に寄与します。
- バイオガスを都市ガスに精製したり、水素ガスを生成するなど、ガス利用施設としてのポテンシャルもあります。